@uzyexe のノート

ITインフラ運用系のネタを主に書く、つもり・・・

2015年下半期に気になったオープンソースツールまとめ

個人的に 2015年下半期に気になったオープンソースツールをちょっとだけ紹介します。

 

Browsersync - Time-saving synchronised browser testing.

Browsersync は、ブラウザチェック(クロスブラウザチェック)のためのツールです。
html や css を上書き保存するとリアルタイムに更新内容が全ブラウザに反映され、各種ブラウザ上での目視でのブラウザチェックを同時実行することができます。

仕組みとしては、Browsersync の実体は node.js でできていて、対象プロジェクトの git レポジトリのルートで browsersync を実行するとローカルマシンの 3000番ポート上で テストサーバが立ち上がり、任意の検知対象ファイルが更新されたことを検知したら Web Socket を通じて自動的に3000番ポート上のテストサイトに更新が反映され、そのテストサイトを表示している全ブラウザにも更新が自動で反映されます。

デフォルトでは LAN 上にテストサイトが公開されるので、手元に端末さえ並べておけばローカルマシン上の SafariFirefoxOpera といったブラウザからだけではなく、AndroidiPhoneiPad といったモバイル端末上からのブラウザチェックも並行して実施することができます。

 

Docker Toolbox - Docker Client, Machine, Compose, Kitematic and VirtualBox.

言わずと知れた(?) Docker ユーザー向けの開発環境パッケージです。 Docker Toolboxの実体 は 下記のパッケージのセットです。

Docker Client で Docker コンテナをビルドしたり、Docker Hub 上に公開されている Docker イメージを再利用して Docker Kitematic で ローカルマシン上に簡単なコンテナを立ち上げたり、Docker Machine と Docker Compose で外部にあるサーバ上でコンテナを立ち上げたりすることができます。

 

GitRob - Reconnaissance tool for GitHub organizations.

GitHub の 特定の Organization で Public に公開されているレポジトリの中から任意のパターンに一致する機密情報を分析・収集して検知するためのツールです。
GitRob の偵察範囲は Organization に所属するメンバーの Public レポジトリにまで及びます。現在、予想以上の反響に対して開発者多忙のため開発が一時凍結されているようです。

 

GitUp - The Git interface you've been missing all your life has finally arrived.

「Git を使いたいけど黒い画面の使い方がわからない・・・」そんなあなたに GitUp。

GitUp は直感的な Git 操作ができる Git クライアントです。現在は Mac OSX のみ対応してます。 homebrew がインストール済みの環境であれば、brew cask install gitup コマンドで10秒もかからずにインストールできます。あとは対象の git レポジトリのディレクトリまで移動して gitup コマンドを叩くと対象レポジトリの log を取り込んだ GitUp が立ち上がり、GitUp から Git 操作が可能な状態になります。

GitUp を開いている状態で黒い画面側で実行した場合でも git log がリアルタイムに GitUp 側に同期されます。

 

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SysDig - Universal System Visibility With Native Container Support.

sysdig は Linux 向けの多機能なトラブルシューティング向けツールです。 strace + tcpdump + lsof + htop + iftop + Lua = sysdig って感じです。
おそらく、Docker や Rocket コンテナに唯一対応しているトラブルシューティングツールです。 直感的とは言い難く使いたいと思える場面が少ないのが難点・・・。

このブログの過去記事でも紹介してます。

uzy-exe.hateblo.jp

  

RAML - The simplest way to design APIs.

RAML(RESTful API Modeling Language) は RESTful API の設計、ビルド、テスト、ドキュメンテーションまで手助けしてくれるツールです。
従来であれば2〜3年くらいで自然消滅しそうな類いのツールのような気もしますが、今回は IoT と一緒に普及して来年くらいに大ヒットしたりするのではないかなと思ってます。

参考:ChatWork API の RAML 定義

 

以上、参考までに。